高山市の宮川タクシー、乗務員が救命処置の基本習得。
高山市国府町広瀬町の宮川タクシー(通称メディクス)は介護の技術に加えて救命処置の基本を習得した乗務員が運転する車両「ライフ―Cab(キャブ)」の運行をスタートさせた。
軽傷患者に安心して乗車してもらうとともに、街中で事故などに遭遇した際に、応急手当てができるようにするのが狙い。
行政の補助を受けて、AED(自動体外式除細動器)を積むことも目指している。(小森直人)
同社の乗務員三十人のうち二十二人がヘルパー二級の資格を持っているが、さらにこの中の十六人が高山市消防本部の救命講習会を修了。
心肺蘇生(そせい)法や止血法に加え、死に至る心臓の不整脈を電気ショックで正常に戻すAEDの取り扱いも学んでおり、同市天満町の高山営業所を同Cabの拠点と位置付けて修了者を重点配置した。
同社は先月、寝台車両で乗務員二人が付き添う割増料金の民間救急サービスを始めたが、Cabは通常料金で利用できる。
AEDは早期の活用で救命率が高まることから同社は配備を目指しているが、一台約五十万円といる資金がネックで導入に至ってない。
松山篤夫社長は「タクシーの機動性が生かせる分野。行政に補助制度づくりを望みたい」と話している。
|